求人サービスを利用するにあたり、必ず行わなければならない事が、「求人票の作成」である。この求人票の作成であるが、意外と難しい。
何を書いて良いかわからなくなる場合が多いので、下記に押さえておきたい内容を挙げておく。
タイトル/職種名
職種名は非常に重要。大抵の場合、見出しに使われる事も多いため、誰でもわかりやすく、仕事内容が想像出来るようなものが良い。
- 広告営業
- 求人メディアの法人営業
- 大学病院での正看護師
- プロジェクトマネージャ
- プロジェクトDX営業
- 駅近!!!男女大活躍!誰もが知っているブランドを扱う店舗スタッフ
良い例ではタイトル/職種名を見ただけである程度業務内容が推察できる。しかしながら、悪い例では、「プロジェクトDX」など社内用語を使用していることから、何の営業を行う仕事などかの想像ができない。また、「駅近!」などは、職種ではなく環境について言及しているためふさわしく無い。
仕事内容
仕事内容は簡潔に整える事が重要。その仕事の背景やこの仕事を通して得られるスキル、または必要なスキルなども記載しておくと良い。よく社内用語を使用して書かれている求人票をみかけることがあるが、絶対に避けるべきである。
給与、雇用形態
応募するにあたり、給与、雇用形態は重要な判断要素の一つのため必ず記載して欲しい。
アルバイト、正社員関わらず求職者は類似した職種との給与比較は必ず行う。会社、職務内容は魅力的でも給与が圧倒的に負けてしまうと残念ながら応募者は少ない。自社の給与水準が他社と比較して善戦できるかについては、常にチェックが必要になる。
勤務期間、時間
多くのワークスタイルが確立されている中、これらの記載も重要になってくる。
正社員の案件の場合は、1日の勤務時間帯が固定されているのか。もしされている場合は、いつからいつなのか。フレックスタイム制を導入しているかなど。
アルバイトの場合は、1週間に何日間の出勤が必要か。また、1日の勤務時間はどれほどかしっかりと記載した方が良い。これらが求人票に無い事で、求職者が問い合わせをしなければならない。「問い合わせを行う」という行動を求める事で多くの求職者の検討から外れてしまう。
勤務地、アクセス
勤務地で絞って仕事を選ぶ人も少なくない。また勤務地までのアクセス「xx駅から徒歩5分」など入れることでよりイメージがわく。
アルバイトの職種については、対象が学生や主婦(夫)層になる事が多く、生活圏に近い事が判断基準になる事が多い。その際に勤務地の記載が無いと検討の土台にも上がらないため、しっかり記載する事が必要である。
福利厚生
もしあるならば、必ず書いた方が良い。記載されてる事で安心感、または好印象を与える事ができる。
採用プロセス
これを記載していない企業が非常に多い。応募後どのようなフローなのか、不採用時にも連絡はくるのか、この辺りが不明瞭で不信感、不安を与えてしまう事が多い。少しでも求職者に安心感を与え、透明性を担保するために可能な限り選考フローを求人票に記載する事をお勧めする。
企業について
あなたの会社について知らない求職者の方が多いので、会社についての記載があると親切だろう。
上記を網羅できれば、初めてででもある程度まともな募集要項が作成できるはずである。これに加えて、雰囲気などを伝える為に職場内などのイメージ写真などを加えられるとより効果的かもしれない。
さて、求人票を書き終えたら、是非公開して頂きたい。